あなたの街のキリスト教会です。

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2016年3月24日木曜日

『彼らをお赦しください』




 3月20日の礼拝は、『彼らをお赦しください』というタイトルで高尾牧師よりメッセージを
取り次いでいただきました。

 新約聖書ルカの福音書23章32節~38節。イエス様はゴルゴダの丘で十字架に
かけられました。人々は口々に「救い主なら自分を救ってみろ」と、言いました。
しかし、イエス様はご自分を救おうとはされませんでした。

もし、イエス様が十字架から降りてこられたなら、私たちには罪の赦しはありません。
自分の罪の責任は自分で取らなければならないのです。しかし、イエス様が、あえて
十字架から降りずに私たちのために死んでくださったからこそ、私たちには、愛と
赦しが与えられているのです。

 十字架にかけられたイエス様が最初に言われた言葉は「父よ、彼らをお赦しください。
彼らは自分で何をしているか分からないのです。」でした。罪がないのに傷つけられ、
今まさに殺されようとしている、その時に、イエス様は恨みや復讐ではなく、赦しを
選ばれました。

「自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」と語られたように実践されたのです。
その赦しは、直接的には十字架につけた人々に対してですが、私たちに対する言葉でも
あるのです。

 いや、自分はイエス様に赦してくださいと祈られるほど、ひどいことをしていない、、、と
思われるかもしれません。しかし、「彼らは自分で何をしているかわからない」と
祈られたように、私たちには、こうしたほうがいいと分かっていても、することが出来な
かったり、やってはダメだと知っていてもしてしまうような、まさに、自分で何をしているか
分からない者ではないでしょうか。

だからこそ、イエス様は私たちのために赦しを祈ってくださったのです。その愛を覚える
時に、私たちも、自分を攻撃する人に対して、赦しを選ばせてもらいたいと思います。