10月16日(日)の礼拝は、『罪の影響と主の救い』というタイトルで高尾牧師より
メッセージを取り次いでいただきました。
創世記33章12節~35章1節。兄エサウとの和解が出来たヤコブは、兄と別れ、
目的地ベテルを目指してゆっくりと進んで行きましたが、寸前のところで、シュケムという
町にとどまってしまいました。ヤコブは、神様との約束よりも、世にあるものにひかれて
いたからです。
その影響は子どもたちにも現れ、ディナは刺激を求めて町の娘たちのファッションを
見に出かけて行きました。そこで彼女は、シュケムという男に乱暴されてしまうのです。
シュケムは、自分の欲のままに生きていました。そのシュケムの父もまた、ヤコブが
豊かなのをみて、二人が結婚すれば自分も豊かになると思い、謝ることもなく、結婚を
提案したのです。
しかし、ディナがされたことを知った兄たちは、割礼が条件だと伝え、悪だくみをし、
ついには、彼らを殺し、持ち物を奪いました。
そんな大変なことが起こった時、父ヤコブはというと、ディナのことを聞いても何も言わず、
復讐に燃える兄たちを止めることもせず、自分に降りかかる災難だけを心配しただけ
でした。
ヤコブは、神様を礼拝しても形だけで、心は世に向いており、自分の価値観とこの世の
価値観と同じになっていたので、確信を持って子供たちに神様のことを伝えることが
できなかったのです。
しかし、神様を見失い、罪の支配の中でどうしようもなくなった悲惨なヤコブ一家に
たいし、神様は「ベテルに行くように」と、もう一度、初めに立ち帰り、主のもとに戻る
ようにと告げたのです。
神様、あなたよりも大切にしているものがあると気付いたなら、あなたに立ち返り、
あなたを第一にして歩むことが出来るように助けてください。イエス様の御名によって
祈ります。アーメン。