2017年3月12日日曜日

『柔和な者は幸いです』



 新約聖書マタイの福音書。5章5節。「柔和な者は幸いです。その人たちは
地を受け継ぐから。」聖書の中には、柔和さを身につけた人物が登場します。

アブラハムは、人に譲ることが出来る柔らかさをもっていました。モーセは、
人に批難されても静かに受け止め、その人のために祝福を祈る人でした。
ダビデは、不当な苦しみを受けたとしても、復讐しない、神様の手に委ねる
人でした。

 そして、何よりイエス様は、全世界の王ですが、力で支配するのではなく、
愛で世界を変えようとされ、十字架にかかる道を選ばれました。そして、苦しめ
られても脅すことをせず、正しく裁かれる方にお任せになったのです。

 聖書の教える柔和さとは、怒らないとか、穏やかだというものとは違います。
神様との信頼関係の中からきます。イエス様から学び、イエス様に訓練され
ながら身についていくものなのです。

 柔和な者に与えられている約束は、地を受け継ぐこと。つまり、天国だけで
なく、この地上にあっても、豊かな歩みをすることができる、神様は柔和な
者に多くの物を任せられると約束しておられるのです。

 この柔和さは、謙遜と同じです。自分の貧しさ、神様の前にどうしようも
ない者であることを知っている者は、柔和なのです。自分が神様の前に罪人で
あることを知り、そのような自分が赦されていると愛してくださる神の愛を
受け止めるとき、神様にすべて委ねる信仰を持ち始めます。そして、自己主張
から解放され、柔和な者に変えられるのです。